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QF 1ポンド砲[きゅーえふ1ぽんどほう]
QF 1ポンド砲()、別名ポンポン(ポムポム)砲(''pom-pom'')とはイギリスが開発した初期の37mm機関砲である。本砲は当初歩兵砲としての役割を担い、後には軽対空砲としてイギリスを始めとする数ヶ国で運用された。 ==歴史== ハイラム・マキシムは1880年代の終わりにマキシム機関銃の口径を拡大する形で本砲の原型となる機関砲を設計した。本砲は比較的長い射程を有していたが、これにより炸裂弾を使用する際に適切な射程距離を判断する必要があった。弾量は最低でも0.88ポンド(400g)を要したが、これは重量400g以下の爆発物を兵器として用いることを禁じた1868年のサンクトペテルブルク宣言及びこの内容を再確認した1899年のハーグ陸戦条約が存在したためであった〔Hogg & Thurston 1972, P.22 同書によればハーグ陸戦条約条約では1ポンド砲弾も禁止されていたが、サンクトペテルブルク宣言(参考 )で炸裂弾の最低弾量が400gに設定されたとしている。〕。 初期の砲はマキシム・ノルデンフェルト銃器弾薬会社の商標で販売されていたが、1897年にヴィッカース会社がマキシム・ノルデンフェルト社を買収すると同社(''Vickers, Sons & Maxim'')の商標で販売されることとなった。これらは実質的には同一の兵器であった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「QF 1ポンド砲」の詳細全文を読む
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